ここで、防災にまつわる雑学について御紹介しましょう。
「危機管理」という言葉は、「防災」と似たような意味合いの言葉ですが、微妙にニュアンスが違っていますので、使い方に注意が必要です。
「危機管理」は、災害が起こる前・起こった直後・後々の未来永劫について、災害対策システムの構築や管理・運営・改良・保持などを行うことを表現するのに対し、「防災」とは、主として災害が起こる前に、如何にして災害による被害を最小限に抑えるかということを目的とした災害対策の方策のことを意味することが多いです。
最近では、「危機管理マニュアル」などと称して、災害対策のマニュアルを発生する災害の種類別・部署別・組織の段階別などについて詳細な事項にわたって作成し、社員の周知を図るなど会社ぐるみで災害対策や防災に取り組む企業なども登場しています。
こういったマニュアルの作成や避難訓練などはもちろんするに越したことはないのですが、それらに積極的に取り組んでいるのが上層部の一部の社員のみで、末端社員はただ事務的に言われたとおりに動くことしかしていない、というケースも少なくないようです。
「絵に描いたもち」「机上の空論」とならぬよう、身の入った防災訓練をすることを心掛けたいものですね。